アイルランドといえば首都レイキャビクのようなカラフルな町並みと、大自然が有名です。巨大な氷河や火山や間欠泉、温泉まであり、今では観光大国となったアイスランドですがいったいどのような国なのでしょうか。
アイスランドと最も関係が深い人々が、ヴァイキングと呼ばれる人たちです。
847年にヴァイングのインゴルフル・アルトナルソンと妻のハットルヴェイグ初めてアイスランドに移住してから、10世紀半ばまでノルウェーやケルティック(スコットランドやアイルランド)からヴァイキングの移住が続きました。
11世紀以降はノルウェーと、デンマークの統治下に置かれキリスト教が布教しました。その後、12世紀〜13世紀にかけて「サガ」「エッダ」呼ばれる北欧神話や英雄伝説の詩が作られ文学が広まっていきます。こうした北欧神話や英雄伝説の広まりは、言葉を記録するという文化がキリスト教の布教とともにアイスランドに入ってきたためと考えられています。
1783年のラキ火山の噴火、1875年のアスキャ火山に伴う飢饉に見舞われるなどがあり、アイスランドの人々の多くはアメリカやカナダに移住をしました。それでも、本国に残る人々の努力の甲斐もあり1944年には、デンマークから完全独立をし、アイスランド共和国が成立することができました。
では、アイスランドの基本的な情報から見ていきましょう。
正式名称はアイスランド共和国で、人口は約33.6万人。アイスランド語が第一公用語と英語が第二公用語となっています。
アイスランドは、北大西洋に浮かぶ島国であり、場所としてはイギリスの北西でノルウェーの西に位置します。
面積は、10.3万㎢であり、日本と比較すると北海道と四国を足したぐらいの島国となっています。中でも国道1号線はアイスランド島を一周していることから、指輪にちなんで「リングロード」と呼ばれています。
首都はアイスランド島の南西に位置するレイキャビク(Reykjavík)です。
レイキャビクの場所は北緯64度8分に位置しており、首都としては世界最北に位置しています。世界最北の緯度に位置しているのですが、南方からのメキシコ湾流(暖流)があるため、冬でも北海道よりも暖かいと感じられます。
アイスランドの人口の6割がレイクキャビに住んでおり、カラフルな家々やおしゃれな人々のファッションはアイスランドならではのセンスが伺えます。
アイスランドは、地熱で暖められた温水を利用しているので、家庭で使う温水も硫黄が含まれています。
特に1976年には、ブルーラグーン(青い潟湖)と呼ばれる地熱発電所の熱を利用した約5,000㎡の温泉浴場が作られました。こちらの温泉浴場は現在では、アイスランドで最も観光客が訪れるスポットになっています。
首都レイクキャビからは、南西に約40Kmに位置するブルーラグーンですが、ケフラヴィーク国際空港からも近いため比較的訪れやすい場所です。
アイスランドでは、温泉の他にも地熱が様々なことに利用されています。
例えば、水温の低いアイスランドですが、この温泉水を利用することで湖の水を平均23℃近くの水温にまで安定させることができ、近年では温泉水を利用した海水浴などを楽しむこともできます。
もっと庶民的な地熱の利用の方法としては、100℃近くになる地熱を利用してライマイから地熱パンを作ることもあります。アイスランドの人々にとっては一般的らしく地熱パンで育ったと言われるほど有名なようです。
いかがだったでしょうか。アイスランドには、壮大な自然とそこに生きる暖かい人たちの生活があることがあることがわかりましたね。島国であることや温泉があることなどは、日本人にも通じる共通点があると言えるのでまた違った自然の楽しみ方も面白そうですね。PUTTON.JPでは北欧雑貨を中心に様々な雑貨を扱っておりますのでこちらもチェックしてみてください
実は、北欧とは北ヨーロッパの中で文化や・歴史的な共通点を持つ国々の集まりのことをさしています。
一般的に、「北欧」とよばれる国には、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド・アイスランド、デンマークがあります。
こちらの地図からもわかるように、それぞれの国の国旗も似ていることがわかります。この左寄り十字のデザインは、「スカンジナビア十字」とよばれ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3国からなるスカンジナビアの象徴ともいえる形となっています。
また、国々の共通点としては、民族が北ゲルマン系の民族が多いこと、言葉の面では北ゲルマン語に分類されることが挙げられるようです。
このような国々は、冬の日照時間が少ないため、自然と部屋の中でゆっくりくつろぐことが多く、洗練されたインテリアや家具が発展してきたと考えられています。
北欧は、快適なインテリアや家具、北欧を題材にした小説から、福祉・教育・IT分野まで、多くの魅力が詰まった地域と言えます。
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