DIYと低価格なインテリアで有名なIKEAは、日本でも多くの人に愛されています。また、近年若者に人気のファストファッションブランドのH&Mもスウェーデンが発祥の国となっています。
そのほかITや福祉・教育の分野でも何かと話題に上がるスウェーデンですがどのような国なのでしょうか。
スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置し、古くから独自の北欧文化や神話を発展してきた地域になっています。
国土は449,946㎢であり、378,000㎢の日本と比べると約1.2倍の大きさがあります。
一方人口は、約960万人となっており神奈川県の人口907万人よりも少し多い程度になっております。そのため、日本と比べると人口密度が低い国で一人当たりに対し、豊富な資源が利用できることがわかります。
首都ストックホルムは、都市が水の上に浮いているような景観をもつことから、「水の都」、「北欧のヴェネチア」と呼ばれます。北欧では最大の人口をほこり「約75万人」となっています。
2014年には、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とし総合的な世界都市ランキングにおいて、第33位の都市として評価されました。
また、2000年代にはIT先進国としても有名になりました。
携帯電話端末で有名なノキアは、市場占有率および販売台数の両方で、1998年から2011年まで首位を維持するなど、スウェーデンのIT化を先任してきた企業となっています。
Skypeのような有名なアプリも実はスウェーデンが発祥の地で、スウェーデンでは様々な便利なアプリが現在も生み出され、生活の中で利用されています。
日本ですと、年齢が高くなると新しいアプリなどはあまり浸透しないのですが、便利なものは便利として年齢に関係なく新しいものをどんどん取り入れていくことも国民性の一つと言えます。
では、このようなIT分野で先進国となれたのにはどのような理由があるのでしょうか。
1つ目の理由としては、IT分野の繁栄があります。90年代前半に深刻な不況に陥ったため、民間企業・学校・国や地方自治体が協力してITを核とした産業の促進を行いました。その結果IT教育を受けてきた世代が大人になり、2000年代からは、IT先進国の仲間入りするまで成長することとなりました。
2つ目の理由としては、国土が広いことにより森林、鉄鉱石、亜鉛、銀、鉛天然資源が豊富にあることが挙げられます。森林業製品や鉄鋼などが取れるため機械製品や金属加工品の輸出が盛んになっています。そのため、様々な製品を作るために必要な資材を自分の国で入手でき、時間とコストの面で優れていると言えます。
明るいイメージの強いスウェーデンですが、近年ではあまりよくない話題が取り上げられています。
その理由としては、移民政策の失敗から犯罪率が急増や財政赤字が問題となっているためです。国が受け入れることができる以上に多くの移民を受け入れたことにより、国内での福祉や教育の優れたサービスが行き渡らなくなってきたことや、スウェーデンの人々の給与と移民の間の給与の差が大きいことなどが原因とされています。
スウェーデンの本来の思想では、平等主義が重視されているために移民政策については裏目に出る形となってしまっているようです。
このように様々な分野で知られるスウェーデンは、現在の北欧ブームの先任者とも言える国だということがおわかりいただけたでしょうか。
自然のイメージの強い北欧ですが、実はIT分野の面でも世界を引っ張っていく力の国々の集まりと言えますね。
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実は、北欧とは北ヨーロッパの中で文化や・歴史的な共通点を持つ国々の集まりのことをさしています。
一般的に、「北欧」とよばれる国には、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド・アイスランド、デンマークがあります。
こちらの地図からもわかるように、それぞれの国の国旗も似ていることがわかります。この左寄り十字のデザインは、「スカンジナビア十字」とよばれ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3国からなるスカンジナビアの象徴ともいえる形となっています。
また、国々の共通点としては、民族が北ゲルマン系の民族が多いこと、言葉の面では北ゲルマン語に分類されることが挙げられるようです。
このような国々は、冬の日照時間が少ないため、自然と部屋の中でゆっくりくつろぐことが多く、洗練されたインテリアや家具が発展してきたと考えられています。
北欧は、快適なインテリアや家具、北欧を題材にした小説から、福祉・教育・IT分野まで、多くの魅力が詰まった地域と言えます。
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